鼻の症状
漢方相談で多いのが慢性鼻炎、嗅覚障害、蓄膿症などです
急性の症状よりも慢性化したものが多く、根本的な体質改善を行うケースが多いです。
慢性的な鼻炎では鼻局所の問題よりも、全身的な慢性炎症体質が原因となっている場合が多く、皮膚疾患や胃腸のトラブルを併発することもあります。一貫堂処方の荊芥連翹湯、柴胡清肝湯、竜胆瀉肝湯など解毒作用のある処方や、免疫力を高める衛益顆粒や補中益気湯、桂枝加黄耆湯などを状態に合わせて用います。
目の症状
ドライアイや緑内障、白内障、飛蚊症
目の状態は五臓における肝や腎と深く関係しています。
杞菊地黄丸や洗肝明目湯、滋腎明目湯などをベースに、血流を促進し神経機能の改善を目的とした冠元顆粒なども組み合わせます。その他にも緑内障の眼圧を下げたり、白内障の進行を遅らせるといった目的でも漢方薬が用いられます。
耳の症状
特に多いのが耳鳴り、突発性難聴、聴力の低下、耳の閉塞感、内耳に由来するめまい等です。
加齢による耳鳴りの場合、腎虚が根本的な原因であることが多く、体質に合わせた補腎薬を用います。若年層の耳鳴りや突発的に発生した耳鳴りに関してはストレスの影響が大きく、「肝」の機能失調が密接に関わっています。釣藤鈎や磁石などが配合された漢方処方を用いることで比較的早く改善することもあります。
目と耳の症状に関しては五臓の「肝」と「腎」が関係しており、どこに重点をおいて漢方薬を選ぶかによって治療効果が大きく異なります。