胃腸に関連する症状は特に漢方相談でも多くいらっしゃいます。
逆流性食道炎や胃下垂、潰瘍性大腸炎など診断がつく胃腸疾患だけでなく、慢性的な便秘や軟便下痢、食欲不振、ガスが多いなど診断がつかない胃腸の不調に悩まれている方も多数いらっしゃいます。
胃腸は漢方の五臓論という考えにおいて「脾胃」という概念で認識されています。胃で食物を消化し、脾で吸収することで、生命の源である「気」を生み出すと考えられています。
そのため胃腸の虚弱な「脾胃気虚」体質の方は、慢性的な軟便や、食べても太れない、疲労感を感じやすい、食後に眠くなるなどの症状が起こりやすいと言えます。
また過敏性腸症候群やストレス性胃炎などストレスによって悪化する胃腸疾患の場合は「脾胃」だけでなく「肝」の影響も考慮する必要があります。またお腹が冷えて下痢しやすいだけでなく、足が冷えてトイレが近い場合は「脾腎陽虚」証として脾と腎を温める処方を用いることもあります。
胃腸だけでなく五臓全体のバランスを考え、人それぞれにあった漢方薬をご服用頂くのが体質改善への近道となります。